
前記事よりからの続き
泊まっていく???
そこまで甘えちゃっていいものか。
自問自答・・・。
あら、もう帰りたい?
いえ、そんなことはないんですけど・・・
明日土曜日よね、お仕事お休みでしょ?
それとも、デートの予定があるとか・・・?
それとも、デートの予定があるとか・・・?
い、いえ。それはないんですけど。
京輔さん、それって、予定がないってだけですか?
彼女がいないってわけでもないんだよね・・・
彼女がいないってわけでもないんだよね・・・
(あやちゃん、ツッコミが細かいな・・・)
彼女、いないよ。
彼女、いないよ。
へぇ、京輔さん、彼女いないんだ。
かっこいいのに・・・
かっこいいのに・・・
え、あやちゃん、ボクのことをかっこいいって。
空耳じゃないよな。
着替えもないし。
近くにコンビニがあるから、売ってるんじゃないかしら。あや、案内してさしあげて。
はーい
あやちゃんと2人でコンビニへ。
状況が状況とはいえ、「あの娘、かわいいなぁ」と追いかけていた女子校生。
そのJKと2人で並んで歩いている。宿泊するためのパンツを買うために。
夢じゃないだろうか、と頬をつねる。
痛ぇ
どうかしました?
い、いや、なんでもないよ。
夢じゃなかった。
かわいくてセクシーな、あのJKと歩いてる。
下着をレジに出すと、あやちゃん。
これで、お 支 払 い。
え、これ・・・
ママがこれで支払いなさいって。
気にすることないよ。
気にすることないよ。
そこまで甘えらんないよ。
いいじゃん。あやも、そのままお金持って帰ったら、ママに怒られちゃうよ。「なんで使わなかったの?って」
そりゃそうだな、「甘え」た方がよさそうだ。
うちに戻ると、まだたくさん残っていた料理をお母さんがまとめてくれて、グラスとビールも新しくなってた。
すいません、下着まで・・・
いいのよ。こちらから「泊まってって」ってお願いしたんだから。それくらい、ね。私たちも京輔さんのおかげで楽しい時間を過ごしているの。こちらこそ感謝してるのよ。それとも、京輔くん、居心地悪い?早く帰りたい?
とんでもないです。むしろ、ボクこそ楽しすぎて。夢みたいです。
あ、わかった。だからさっきホッペつねってたんだね。
バレてた。
京輔くん、先にお風呂はいる?沸かしておいたわよ。ビールがまた美味しくなるわよ。
お母さんにお風呂を案内してもらった。
あやちゃんがはいってるお風呂。
トイレのときと同じく、想像しただけで興奮した。
女子高生がはいるお風呂ってどんなの?
いい匂いがするんだろうな。
髪の毛とか、別のおけけとか落ちてたりするのかな・・・。
ここ、脱衣所。そっちがお風呂ね。
一人暮らしのボクの風呂よりずっときれい。
あたりまえだけど。
整理整頓されて、せっけんの匂いが心地よかった。
あやちゃんの下着とかないかなあ、なんて目をキョロキョロさせたけど、なんもなし。そりゃそうか。
そんなことを考えてたときに、異変が起きた。
ボクの顔の正面にお母さんが接近。
お母さんがキス?
ご、ごめんなさい。私も酔っちゃったみたい。
さらに続く
to be continued
第1話