妄想:あの人を想い続ける通学電車デート、JKの妄想は萌える
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

私は、K校に通う3年生。偏差値は割と高い女子校だから「お嬢様校」って言われるんだけど、実は体育会的なノリの学校。

 

 

制服のミニスカが有名だから、電車でジロジロ見られることも多くて嫌になることもある。

けど、やっぱりかわいいからミニスカ。

 

 

 

若い男の子だったら見られても仕方ないかな、我慢しても良い男の子と出会う機会になればとか思うけど、逆に年齢が上のおじさんたちしか見られてない気がする。

おっさんたち、見てないふりして見てたり、スマホを見てるふりして実は撮ってるんじゃね?って思うこともある。しらんけど。

 

でも、ごめんなさいってことがあった。

なんか視線感じて、乗り換えの駅でエスカレーター立ってて背後からその人の圧みたいのを強く感じて。

スカートを手で押さえて、怖くなったから後ろを振り向いたら、、、単行本読んでた(笑)。

「ごめん」

心のなかで謝って。

そのおっさん(30代ぽかったから、『お兄さん』かな)、乗り換えの電車も一緒だった。

 

同じ車両に乗ったので、気になりついでに見てたら、なんかかっこいい。

年上趣味はなかったから、「まあ、そのくらいの年齢ならマシな方かな」くらい。

私が先に降りたから、そのお兄さん、どこまで行ったのかわかんない。

 

 

次の日、そのお兄さん、同じ電車にまた乗ってないかな、って気にしてる自分がいてw

いた。乗り込んだ車両にいた。

私が乗る車両に、前の駅から乗ってたんだ、カレ。

で、乗り換えたら、やっぱ、昨日と同じく乗り換えの電車にも乗ってた、カレ。

昨日と同じく、視線みたいなもの感じるんだけど、やらしい感じじゃない。

変態じゃなかったんだ。よかった、よかった。

 

 

気にし始めて、ずっと気になってる。

お兄さん、いい年したおっさんのことが気になってる。

 

 

カレが電車を待つ列、隣に立ってる私。

カレの座ってる隣に、いつの間にか座ってる私。

 

いつも乗ってる電車に、カレがいない。

「え、なんでいないの?」

なんかちょっと寂しい、と感じている私。

一本早い便なの?遅い便なの?

 

「早く出たり遅く出たり、なんかあったの?」

ママから聞かれて

「気になる人が乗ってる電車がわかんないから、調べてるの」

なんてホントのことは言えない。

早い電車、遅い電車、試してみたけど、会えなかった。

 

3日後に、会えた。あー、よかった。

なに?、わたし、いい年した人のことが気になってる。

 

 

私だけが一方的に気になってるだけなの?もしかして違う?ってことがあった。

カレ、いないなあ、とさびしいきもちで電車待ってたら、いつの間にか隣に立ってたカレ。

「えっ、私の隣にカレが来てくれた?」

絶対そんなことない。

だって、いつも単行本読んでるんだもん。

 

期待しちゃダメ。

てか、わたし、期待してるの?

お兄さんに期待してるの?

いや、お兄さんじゃなくて、おっさんよね。

おっさんに期待してるの?

 

いつもカレを見ていたい。

なるべく近くにいたい。

あのお兄さんの匂いを感じていたい。

 

お近づきになるには、どうしたらいいんだろ。

ドラマとか映画で勉強してみよ。

女子高生と年上の男性のストーリー。

学校はもちろんスマホ禁止だから、家で、電車で。

 

カレも私のことを気にしていると思ってる。

そう思い込んでいると、うれしくなる。

私こそ、変態。

疑似デート、楽しい。

いつか、お話ししたい。


この前、電車に遅れそうになって、一生懸命走って乗った。

カレの乗っている車両、改札から遠いんだもん。

困るよ、寝坊したとき。

でも、カレと同じ車両に乗りたいんだよね、なんか。

 

チラッとカレの顔を見ようとしたけど、窓の外見てて。

顔が見れなかったの残念だったけど、視線が合うのも緊張するから、それでよかったかも。


 

 

 

 

注意

前作同様、フィクションです、妄想w
画像も無関係です。
広告を貼ってます。

 

 


PR


前作はこちらです。

MGS

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事